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2008年1月10日 (木)

無駄話<お国言葉>

 ふるさとの訛りなつかし停車場の人ごみの中にそを聴きにゆく(石川啄木)

 今はマスメディアの普及で言葉も標準化されて来ていますが、それでもこの正月にも帰省して懐かしいふるさと訛りを耳にし話した人も多くいたと思います。そしてここがふるさとなのだとほっとする暖かい実感を確かめてまた都会に戻って行ったと思います。


 私はふるさとを出たことがないので、自分の訛りを外から感じたことはないのです。住む地域は和歌山県でも北端で大阪に近く大阪の人との交流も多いので和歌山弁よりも大阪弁の影響を受けているようですが、今日は和歌山弁にまつわる無駄話です。
 まず和歌山弁の大きな特徴は「ザジズゼゾ」が「ダヂヅデド」になって終うことです。そのことで面白い話があります。

 東京のある楽器店でアルバイトしていた和歌山出身の学生が店長から、
「ちょっと倉庫へ行って○○の在庫見てきてくれる」と言われた学生が倉庫から戻ってきて
「店長、でんでん(全然)だいこ(在庫)はありません」と報告すると店長はぎょっとした様子で
「うちはでんでん太鼓は扱ってないよ、○○の在庫見てこい言ったでしょ}と言って怒られたという話です。

もう一つは大阪の女性と結婚した和歌山の若者が友達を招待したとき、嫁さんの作ったいろいろな料理を見て嫁さんに
 「はじめから臀部(全部)出すなよ」と言って嫁さんに
 「いやらしいこと言わんといて」と叱られたという話があります。

 また「転ぶ」ことを方言で「まくれる」ということから、大阪から夏休みに孫の小学生の女の子が和歌山のおばあちゃんのところに遊びに来て走り回るのを見ておばあちゃんが、
「走ったら危ないよ、まくれるで」と言うと孫がうつむいてスカートの裾を押さえて走り返って危なかったと言う話もあります。「まくれる」を「めくれる」と聞いたのでしょう。

 このほか他県の人には珍しいまたは異様に思われそうな方言を揚げてみると、

 元気でしたか=生きちゃーったか   忙しい=せわしい
 そうして=ほいて             捨てる=ほる
 してあげる=しちゃら                 くずれる=どれる
 似合う=うつる                        気持ち悪い=ここらわり

 帰る=いぬ               たいそうな=がいな
 からだ=かだら            かまう=てがう
 みんな=やぶち            手伝う=てたう
 そうしたら=ほいたら         着る=ふうする
 壊れる=もじける           ~です=~やいしょ
 青痣ができる=にえる        うずくまる=つくもる
 のたうつ=のたれる          これだけ=こんなけ
 するわ=すら              やるわ=やら

 まだまだいろいろあるのですが、方言には離れた地方にも同じ言葉や訛りがあったりするようです。いまNHKの朝ドラ「ちりとてちん}の主役の実家のシーンで若狭の方言が出てきますが、なにかよく似たところがあるようで親しみを感じています。
 ふるさとを離れて住んでいてたまにふるさとの言葉を聞くとジーンと郷愁を感じるものでしょう、贅沢かも知れませんが私もそういう体験もしてみたい気もします。

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コメント

わたしの故郷は長野県ですが小学校に上がる前に東京に出てきていたの私自身そんなに訛りも方言も使わなかったと記憶しています。長野の方では言葉尻に“ずら”と言う言葉を使うことが多いんです。“そうずら”と→そうでしょうという意味ですがその言葉を聞くと故郷を思い出します。 仕事では7年ほど東北で単身赴任をしたとき一番わからない方言を使っていたのが青森県の津軽であの津軽弁は全くわかりませんでした。韓国語で話されているようで今でも笑い話になります。

こちらでも和歌山とは海を渡れば隣県なので同じような言葉がありますね、・転ぶ・・まくれる・  ・帰る・・いぬ・  ・忙しい・・せわしい・も言いますね、朝ドラの若狭言葉もその地方の独特のなまりがありますね。

kazutyanさん
自分の国の事とはいえ、
よく、お調べになられました。
うちは関東なので「べえ」。
横浜近郊なので「じゃん」に
なるんでしょうかねぇ。

ほいたら、何時もの詩、しちゃら 。
(通じてますでしょうか?)


「故郷は遠くにありて」


故郷は
遠くにありて
思うもの
(室生犀星)
お国なまりは
停車場で聞くもの
(石川啄木)


故郷は
東北(とほく)にありて
思うもの
いやはやボクは
ヨコハマじゃん
(海ton)

・・正確には、近郊です。
なので、お国ことばに憧れます。
結局ボクは、TVなまり言葉の
意味不明のドラマ語ですね。

故に、温泉と訛りのある人々が、
羨ましいのでごんす。

吉ちゃんさん、「そうずら」はドラマなどでも聞きますね、寒い地方の方言は口を大きく開かずに早口でしゃべる感じで分かりにくいです。でもそこが故郷の人には懐かしく暖かく感じるのでしょうね。

山ちゃんさん、そうですかそちらと共通する方言があるのですね、昔に何か交流があったのでしょうか、言葉が共通すると親しみを覚え身近に感じます。

海tonあんにゃん、関東弁はかっこうええわいせ、おいらはそげ思わ、「じゃん」は最近の若者言葉かと思とったらそこらの言葉か、知らんだわ。ほんまに故郷は遠く離れたら好さが分かって懐かしいもんやろなあ。

いやー、流石に、
故郷の人の言葉には、
おみそれいたしました。

「方言は文化ですよね」
「故郷は、とーちゃん。かーちゃんの心です」
いいもんですね。

こんにちわ~

> 帰る=いぬ

この方言、戸惑った覚えがあります。(⌒∇⌒;

以下、先輩との会話です。

先 『よう、そろそろ、いのう!』
私 『え、いのる・・・んですか?』
先 『おう! はやく、いのうぜ!』
私 『は、はい。いのう・・・ましょう。^^;』

後で、『いぬ』が『帰る』で、『いのう』が『帰ろう』だと
判りました。(^◇^;

紅白歌合戦で、北島三郎が『帰ろかな』を歌っていましたが、
違う歌になっちゃいますね。(゚∇^*) ニパッ

それでは、失礼シマース ^^/~~~


園蜩さんの会話こちらでなら、

 先 『おい ぼつぼついぬか』
 私 『え、ぼつぼつの犬・・・ですか、どこに?』
 先 『おう、はよいのら』
 私 『はやい野良犬・・・?』

となります。

こんばんは♪
お国訛りいいですよね~
以前新幹線に名古屋から乗ったとき座席の
あちこちからにゃごや弁が聞こえて嬉しかったです
遠くに来たと思いました
標準語は何と言ってるかはよくわかりますが
やっぱり方言が気持ちが伝わる感じがします

でんでんだいこは笑ってしまいますネ

エフさん、懐かしくやがておかしきは方言ですね、標準語は関西人には少しきつく感じますが、関西人でも一週間くらい東京出張して帰るとすっかり江戸っ子になっている人もいます。

でんでんだいこはおもしろいですね。

でもkazutyan もYAHOO BBのところで「プロバイザ」って書いてるでしょ?
「プロバイダ」ですよ。

それから,連続テレビ小説は「ちりとてしゃん」
ではなく「ちりとてちん」ですよ。

とげおあがまさん、ご指摘ありがとう、自分のことは分からないものですね。

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