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2008年11月 2日 (日)

無駄話<富有柿>

 所用を兼ねて富有柿なら日本一(世界一)を自負しているブランド「九度山の富有柿」の産地の里、広良(ヒロラ)地区を歩きました。柿園で写真を撮っていると農家の方が通りかかり、「写真を撮るにはまだ色がもうひとつやろ、色も味も今月中旬から下旬にならんとなあ」と言っていました。

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 ここの富有柿は味、色、形、揃って最高品質だそうで市場の品評会などで連続最高賞を取っているようです。味はしゃきしゃきとした歯ざわりと濃厚な甘さ、色は柿右衛門が苦労して出した陶器の色のような濃い柿色、形は肩高で厚みがあり真ん中が凹んでいないのが特徴だそうです。真ん中が凹んでいないのは種があるのですが、その種回りの果肉がまた美味いのです、でもそいう最高品質のものを生産するのにはなかなか手間がかかるそうで、どうしても生産費が高くなり一般消費者向きの値段では出荷できず、初物は一個千円もするような高級料亭や富裕層向けの贈答用などになり、販路が限られてくるので販売面でも苦労があるようです。

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 九度山町の他の地区でも柿つくりは盛んなのですが、他の地区では富有柿よりも、渋柿で選果場で渋抜きして出荷する平核柿や刀根早生などが殆どで、刀根早生は9月中から出荷でき、初物として珍しがられ、平核柿は種が無くてあっさりした甘さと果肉が柔らかいのが好きな人には好まれます。柿は蜜柑と違って暖かいうちは食べる気になりますが寒くなると身体が冷える気して敬遠されます、それで早く収穫出荷できる早生品種をつくる農家が多くなっています。

 ほんとうにに美味しいのは富有柿なのですが、それが一番美味しくなる11月下旬となると寒くなるのと、早生柿から食べている人には柿に飽きがきている頃になるので、一般的にはあまり歓迎されないようです。

 我が家にも富裕柿の木が2本あるのですが、消毒もせず自然にまかせたところ見事全部落果してしまい、今年は1個も収穫できませんでした、自然にまかせると隔年に10~20個くらい取れるのがまた特別美味いのです。
 どこかで九度山の富有柿を見かけたら、少し高いかも知れませんが一度味わってみて下さい、それがほんとうの柿の味です。

 これは広良産ではありませんが富有柿です、十字の溝のところを切ると種に当たらずに切れます。
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コメント

富有柿全部落下ですか?
もったいない。。。
今度柿の豊作の年が来たら是非とも・・
おくっ○。。。
(図々しくて、最後まで言えない・・ククゥ)

いしころとまとさん、摘蕾や摘果、農薬散布しなければ隔年に全部落ちるのです、毎年出荷できるような富有柿の生産農家は収穫までに十回くらい農薬散布しているようです。見た目のよい柿は残留農薬が心配です。

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