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2009年1月19日 (月)

無駄話<懐石と会席>

 皆さん正月のご馳走を食べ飽きた頃に、またご馳走の話を持ち出してうんざりかも知れませんがが、「懐石料理」と「会席料理」、話し言葉では同じ発音なのでどちらも漠然とただ和食のご馳走という感じで混同して使っていますが、もともとははっきり違いがあるものらしいので、雑学を紐解いて「懐石」と「会席」を解析してみたいと思います。

 懐石料理というのは「懐石」の文字通り、その昔、禅僧が空腹をしのぐために温めた石を懐(ふところ)に入れたことに由来していると言われています。またこういう話もあります。旅の禅僧が訪れた時にもてなすものが何も無いので、迎えた禅僧は自分の懐で石を温め、それを旅の禅僧に与えたところ、旅の禅僧はとても喜んだという。つまり懐石とは質素でも心の篭ったもてなしという意味だそうです。

 懐石料理
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 現代では懐石料理といえばお茶席で、お茶を美味しく飲むための簡素な食事をいいます。抹茶を美味しく飲むための茶事の一部としての料理ですからあくまでも脇役です。流派や茶事の種類によって少々異なりますが、飯、汁、向付、煮物、焼き物などが主流となっているそうです。量は少なく材料は格別に吟味されたものが多いが特徴だそうです。

 会席料理の「会席」とはもともと俳諧や連歌を楽しむための会のことで、その会が終わった時にとり行なわれる宴会で出される料理を会席料理といったのが始まりだそうです。最初はお酒も少し、料理も少しだったそうですが、だんだんエスカレートして豪華な宴会となったようで、最近では宴会料理のことを会席料理といいます。料理としてはお酒を飲むための酒肴を中心とするもので、懐石料理と違ってご飯でなく酒が主体になるため、先付けや突き出しといった酒の肴が添えられ、酒盃が箸の上に伏せてあります。客は箸を手にする前にまず杯を受けるということだそうです。ご飯や味噌汁は最後に出されます。流派やこうしなければならないというようなルールは特にないとされます。

 会席料理
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 こうして解析してみたものの、現代では一般でなく料理界でも混同して使われているようです。京都の料亭などでは「京懐石」の名で簡素でなく高級な宴会料理のイメージで使われているようです。どちらにしても麻生総理ならいざしらず、庶民には縁の薄い話です。



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コメント

懐石料理と会席料理、楽しく読ませていただきました、懐石料理は禅料理にもつながるものがあるのでしょうか、質素、修行ための料理。
会席料理は酒の宴会の料理やはり体のには
会席料理の方がいいでしょうね。

山ちゃんさん、会席料理などというのは、たまにはいいですが、二度と続くとうんざりしますね、人体の求めている栄養素は質素なもので充分足りているのに、現代は一般にかなり無駄喰いしていると思います、勿体無い話です。

申し訳ありません、最後の会席はこの懐石のつもりでした。ごめんなさい。

山ちゃんさん、それはそうだろうと思っていました、わざわざコメントありがとう。

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