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2009年9月14日 (月)

無駄話<元の木阿弥>

 この16日には特別国会が召集され、衆院の3分の2近い議席を占める民主党の推す鳩山代表が第93代首相に選出されることは間違いなく、会期は16~19日の4日間で衆院の正副議長や常任委員長も決まるそうです。

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 さてどんな新政府が出来るのでしょう、国民はみんな大きな期待はしないと言いながらも、内心ではそれぞれ自分の関係のある部門で、自民党よりは少しは良くなるかと固唾を飲んで見つめているような雰囲気を感じます。

 民主党も国民の様々な要望について「あちら立てれば、こちらが立たず」でなかなか難問累積でしょうが、任期の4年後「元の木阿弥」にならないよう頑張って貰わないと困ります。また我々国民も小さくなるばかりのパイを分け合うのですから、自分の関係部門が「元の木阿弥」ならまだ良いほうで、自民時代より悪くなることさへあるかも知れないと覚悟しておかなければならないでしょう。

 さて「元の木阿弥」という言葉の語源はどこから来たのでしょう。幕末から明治にかけての歌舞伎狂言作家「河竹黙阿弥」と関係があるのかと思っていましたが、全然関係ないようです。

 「元の木阿弥(もとのもくあみ)」とは、一旦状態の良くなったものが元の悪い状態に戻ることを表す言葉ですが、阿弥陀仏と何か関係があると考えられがちですが、「木阿弥」というのは人の名前で、「元の木阿弥」とはある故事に由来した言葉だそうです。

 戦国時代の1551年、大和郡山城主、筒井順昭が28歳で不治の病で亡くなり、彼の息子の藤勝(のちに順慶)はまだ幼いため、これに乗じて敵対する松永家が攻めてくる恐れがありました。そこで順昭の遺言により順昭と姿も声もよく似ている奈良の木阿弥という貧しい僧侶を影武者に仕立てたのです。

 大和郡山城
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 順昭の死を知っていたのはほんの数人であり、木阿弥は贅沢な城主の生活が出来たわけですが、やがて筒井家は3年間で体勢を立て直し順昭の死を公表し、成人した順慶を正式に当主としたので、木阿弥は任を解かれ奈良に帰り、「元の木阿弥」に戻ったというわけなのです。

 他説には、妻と離縁して出家し、木の実を食べて厳しい修行に励んだ「木阿弥」と呼ばれる僧が、年老いて心身が弱ったため、妻のところへ戻ったことから、人々が長年の修行が台無しになったということで、「元の木阿弥」といって嘲笑したという説もあり、またお椀の朱塗りがはげて木地が現れ、貧弱な木椀に戻ったことを「元の木椀」と言い、それが転じて「元の木阿弥」になったとする説もあります。

 今の世の中、少しでも良くなって欲しい、変わってほしい、「元の木阿弥」やそれ以下には絶対にならないで欲しいです。



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コメント

元の木阿弥、あまり意味をよく分からないまま
なんとな~くの雰囲気で使っていました。
しかも、語源は諸説あるんですね。
どの説もなるほど、と頷かせます。
こちらへ来ると、いろんなことが分かって
面白いですね!

かおりんさん、語源まではよく分からないまま使っているうちに、意味が反対になっているような言葉もありますね、人間関係で「気のおけない人」という言葉、今若い人の間では「気の許せない人」の意味で使われているとかいいます。そのほうが語韻に合っている感じもありますが・・・。

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