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2009年12月 4日 (金)

無駄話<女形(おやま)>

 11月は芸術の秋、文化祭、各種展覧会、演劇舞台などの催しものが多かったですが、12月に入ると関西では京都南座で日本古来の芸術、歌舞伎の「顔見世興行が始まります。南座の正面には杉の厚板に独特の書体で歌舞伎俳優の名前が書かれた「まねき」という看板が高く掲げられ、京都の師走がはじまります。

 「まねき」の揚がった南座
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 江戸時代の歌舞伎俳優は、各芝居小屋と1年契約を結んでいたそうです。11月から翌年の10月までが契約期間で、江戸時代の歌舞伎の一年は、11月から始まりました。 顔見世というのは、毎年11月の興行のことを指します。「うちの芝居小屋は、これから1年間この顔ぶれでやっていますよ」と観客に俳優の「顔を見せる」重要な行事なのです。旧暦の11月はおよそ新暦12月当たるので現代は12月の興行になったようです。

 顔見世興行
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 幕末の頃から俳優の契約期間があいまいになり、顔見世はあまり行われなくなりましたが、京都南座の12月公演は豪華な顔ぶれで受け継がれており、最も歴史が古くて有名です。

 歌舞伎といえば立役者(主役)の演技を生かすも殺すも女形にかかっているとも言われます。日本の伝統芸能「歌舞伎」は、江戸時代の初めの頃、出雲の阿国(女性)により京都で演じられた踊りがルーツと言われています。その後「女性の踊りは風紀を乱す」という理由で禁止され、男性のみの世界になったため、歌舞伎の中で女性役を演じる「女形」という役が生まれたそうです。

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「女形」は「おんながた」とも読みますが、「おやま」と読むこともあります。なぜこんな変な読み方をするのかというと、江戸初期に、操り人形劇の女形歌舞伎で活躍した小山(おやま)次郎三郎という人の名前に由来するといわれます。

 小山次郎三郎は、操り人形の名手で、特に女人形の演技においては、まるで生きているかのように、また本物の女性のしぐさを思わせるほどのもので、大評判となったそうで、後に女形歌舞伎は上方でも人気が出て、その女形を「おやま」の名前で呼ぶようになったのだそうです。



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