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2010年1月28日 (木)

無駄話<松皮餅>

 日本のお城にはよく松が植えられ、お城と調和した日本的風景をかもし出されていますが、あれは風景の美だけのために植えられていると思っていました。お城に松の木が植えられているのは美観だけでなく、実用的な理由もあったのだそうです。

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 松からは松脂がとれ、行灯(あんどん)の燃料にしたり、止血薬にもなるのだそうです。止血薬といえば昔、栄養不足からか子供でも手足にアカギレができたとき、傷口に松脂を溶かして詰めておけばよく効いたそうです。
 
さらに松の木の皮は食用にもなるのだそうです。硬い表皮の下の白い生皮が食べられるそうです。

 赤松の内樹皮、幹から剥ぎ取った樹皮からコルク化した外樹皮を除いた生きた組織の部分を軟らかくなるまで煮てつぶし、練りこんだを包む松皮餅、マツの木は長寿を、緑色はめでたさを表すため、祝いで供物として作られ、雛祭りには三色の菱餅(白餅、蓬餅、松皮餅)として作られ、天明の大飢饉の際の救命食になったこともあり、矢島藩主の生駒氏が改易前の国で兵糧攻めの際に作り出したという由来もあります。今は、秋田県由利本荘市鳥海、矢島地域のみに伝えられている郷土菓子となっているようです。
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 松皮餅を作るため皮を剥がれた松の木は枯死しないかと、気になりますが、戦になると城を大軍に幾日も包囲され、城に立てこもって抗戦しなければならないこともあります。相手は城内の食料が無くなるのを待つ、兵糧攻めという戦法にでてくる。もちろんそれは予想されることで、非常食は備えられているのですが、万一それが尽きたとき、城内にある松の木が役に立つということです。

 樹皮を食べるといえば、最近当地では近くの山に鹿が出没しはじめ、松だけでなく檜や杉にも樹皮が食べられて枯れる被害が出ています。今は全国的になっている猪の被害を受けるのは農作物ですが、鹿は林業に被害を与えているようです。食害防除のため一本々々にネットを巻きつけたりしています。

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コメント

今日はお久し振りです。でも、毎日欠かさず楽しみに観させて頂いています。これからも‥‥

最後の写真はご近所の山ですか?
時代劇、歴史物が大好きです。
最後は兵糧攻めという戦術、食べ物がないと
人は生きていけませんものね。
松の皮をむいて、食べたとは!!
よく根っこまで食べて・・・と飢饉には
ありましたが、松の話は初めて聞きました。
中学時代、秋田に住んでいたのですが、松皮餅
知らないうちに食べたことがあったのかも
しれませんね。

otakaさん、お元気でしたか、いつもブログにお訪ね下さってありがとう、近いうちお会い出来るようで楽しみにしています。

いしころとまとさん、山は高野山の山です。
松皮餅、兵糧攻めに会ったときは、今名物で売られているような美味しいものではなかったでしょうね、写真のような松皮餅なら食べてみたい気もします。

猪や鹿対策に狼の導入 参照 http://japan-wolf.org/content/faq/

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