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2010年1月 7日 (木)

無駄話<七草粥>

 今日はもう七日、七草粥を食べる日ですね、と言ってもどんな謂われがあって食べるのか、なんのために食べるのかあまり考えたことがありませんでした。

200701051

 母の居た頃はきちんと作って食べるだけでなく、ユズリハの葉を正方形に切ったものに盛って神棚、仏壇、玄関、風呂場、トイレ、など至るところに供えていた記憶がありますが、なぜそうするのか聞いても確答は聞けませんでした。

 ユズリハの木
Yuzuri21

 今になって調べてみますと、この七草粥の風習は中国伝来で、平安中期に始まったようです。七草粥とは、正月七日に無病息災を祈って春の七草(セリ、ナズナ、オギョウ、ハコベラ、ホトケノザ、スズナ、スズシロ)を入れた粥を食べるとあります。

Img1_641_2 

 この七種の野菜を刻んで入れた粥を七草粥といい、邪気を払い万病を除くために食べるという呪術的な意味だけでなく、御節料理で疲れた胃を休め、野菜が乏しい冬場に不足しがちな栄養素を補うという効能もあります。

 七草は、前日の夜に俎に乗せて囃し歌を歌いながら包丁で叩き、当日の朝に粥に入れます。囃し歌は鳥追い歌に由来するものであり、これは七種粥の行事と、豊作を祈る行事が結び付いたものと考えられています。囃し歌の歌詞は「七草なずな 唐土の鳥が、日本の土地に、渡らぬ先に、合わせて、バタクサバタクサ」など地方により多少の違いがあるようです。

 この囃し歌のことはこちらのほうでは聞いたことがありませんが、譲葉(ユズリハ)に盛って各所に供えるという風習はどうなのでしょう、他所にもあるのでしょうか。



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コメント

今日は我が家でも七草粥を食べることになっています。と言っても我が家では無病息災と言うより胃を休める程度の粥になることでしょうが。
昔の言い伝えが今でも引き継がれているのはうれしいものですね。

我が家は今夕に七草粥たべました。ちょっと疲れ気味の胃に優しくてよいものです。古い慣わしと一概に止めないでいいことは続けたいです。

こんばんは♪
七草を探して七草粥食べましたが
前日に用意して朝食べるのですか
いつも当日の夕方バタバタと用意してました
来年は鳥追い歌も歌ってみたいです
切ったユズリハに盛るってきっと謂れがあるんでしょうね
我が家では家族で食べるだけです

今年もよろしくお願いします

エフさん、こちらこそ今年もよろしくお願いします。
七草粥、七草は揃いませんでしたが、今年も無病息災でと願ってナズナとスズナとスズシロ入りの粥は食べました。胃に優しくいいものです。

美味しそうな粥ですね~。
主人が七草粥が好きじゃないので、今年もパスしてしまいましたぁ~。
ニラと白菜が入った餃子は、代わりにならないでしょうが・・。
お正月から茶粥を食べてるしね・・。
でも、季節に応じたお料理を作って食べる生活したいものです・・。

cocoさん、私も粥や雑炊は好きじゃないのですが、七草粥は縁起物と思って食べます。ニラ、白菜入りの餃子、十分代わりになるし美味しいでしょう。旬のものを食べるのが一番身体にもよいのでしょう。

七草はいつもスーパーでパックになってるものを
買ってしまいます。
子供たちはそのままじゃなかなか食べてくれないので、海苔の佃煮を混ぜたりして食べています。
ユズリハに盛って、というのは知りませんでした。
ちなみにユズリハは保育園児の間では
「バナナの木」で通ってるらしいです。
確かにバナナに似てますけどね(笑)

かおりんさん、七草セットを買えば簡単ですが田舎でもオギョウ、ホトケノザなどはなかなか見つからず五草くらいで済ませます。ユズリハに盛ってお供えしたのは昔話です。
ユズリハにバナナが生ればいいのですがね。

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