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2010年1月 5日 (火)

無駄話<年賀状>

 毎年元旦から3日間くらい、郵便受けを覗いて見るのが楽しみです。何十年顔を会わせていないのに賀状のやり取りだけが続いている同級生、年中顔を会わせて軽口を叩き合っているのに、改まった賀状をくれる親戚、知人、ちょっぴり本音、建前が見え隠れしたりして楽しいものです。

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 手書きでないとプリンターで作った、通りいっぺんの賀状では貰っても嬉しくもないという人もいますが、プリンター製でも文面が共通でなくて、自分宛と分かる場合は嬉しいものです。

 私は賀状を出す立場としては、字が下手で手書きの頃は宛名と添え書きだけでも苦の種でした。今は宛名を連続プリントした後、一枚々々その宛名を見ながらその人むきに文面を差し変えてプリントします。手間はかかりますが、手書きをすることを思えば、楽しみながらやっています。プリントでも相手は定型の賀状よりは喜んで頂けると思っています。

 年始挨拶回り
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 その年賀状ですが、どんな由来や起源があるのでしょう。
日本にははっきりとはしないのですが、奈良時代から、新年の年始回りという年始の挨拶に回る行事があったそうです。平安時代にはその風習が貴族や公家の間にも広まり、直接挨拶には行けないような遠方同士は書状を交わすようになったそうです。時代と共に一般にも広まり、江戸時代になると飛脚がその書状を運び届けるようになったそうです。

 明治維新後の1871年、郵便制度が確立したのですが、年賀状は書状で送るところがほとんどで、数はそれほど多くはなかったそうです。1873年に郵便はがきを発行するようになると、年始の挨拶を簡潔に安価で書き送れるということで葉書で年賀状を送る習慣が急速に広まっていきました。そして明治20年頃になると年賀状を出すことが一般に年末年始の行事の1つとして定着し、その結果、年末年始にかけて郵便局には多くの人々が出した年賀状が集中し郵便取扱量が何十倍にもなったそうです。

 その後、時勢によっては年賀はがき発行中止や、太平洋戦争中は、年賀自粛、虚礼廃止など紆余曲折を経て、現代のようなお年玉くじ付き年賀はがきが始めて発売されたのは戦後、1949年12月1日でした。このお年玉くじの付いた年賀専用はがきのアイデアは一民間人が考案したものだそうで、当時の郵政大臣などに何度も直談判して採用してもらったそうです。

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 1949年、当時京都在住で大阪で洋品雑貨の会社を営む林正治という人が、「終戦直後で通信手段が十分でなかったこの時代にせめて年賀状が復活すれば、差出人・受取人ともに消息が分かり合えるであろう」と考えついたのがきっかけで、この年賀状にお年玉くじを付ければ皆が買ってくれる、更に寄付金も付ければ社会福祉にも役立つと考え大阪の郵便局で郵政大臣への紹介状を書いてもらい、上京して郵政大臣に直談判したのです。

 林さんは自前で見本となるはがきや宣伝用ポスターを作成し、更には具体的に景品まで考えてプレゼンを行ったそうです。だが前例のないものであり、戦後の混乱期でもあったので「時期尚早」とあっさり却下された。それでも林さんは諦めず粘り強く交渉を続けた結果、同年暮れに正式に採用されました。この頃の賞品は特等・ミシン、1等・純毛洋服地、2等・学童用グラブだったのです。



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コメント

年賀状の歩みを勉強させてもらいました。今までそんな事は考えたことありませんでした。まだパソコンがなかった頃は、版画で出していましたが年内に中々仕上がらず、大晦日は女房と喧嘩しながら賀状を仕上げた時もありました。今はパソコンで賀状があっという間に出来上がるので楽になりました。ただし凝った賀状はもう作りませんが。 
友人や昔の取引先の人達の便りをみるととても懐かしく感じます。年賀状がなかったら交流が途絶えてしまうと思うと一年の一度だけでの交流も年賀状があるから出来るのかもしれませんね。

吉ちゃんさん、年賀状は虚礼と言われた時期もありましたが、仕事が始まればすぐ職場で顔あわせるような間柄は別として、会う機会の少ない親戚や知人同士の間では、大事なコミュニケーションだと思います。

kazutyan、今日年賀はがき
届きました。
これ1人1人文面違うようだけど、
パソコンで打っているんだな。。
とおもいながら、はがきをの表を見たり裏を見たり。
心のこもった年賀はがきはやっぱり嬉しいものです。
私は1行だけでもへたな字ですが書くようにしてますが、
その1行書くのに時間がかかるんですね。
でも、何も書いてない年賀はがきと
1行のメッセージのある年賀はがき
天と地との違いがあるのでは・・・
と受け取る立場からですが思っております。
年賀はがきの由来、とても楽しませていただきました。

いしころとまとさんの年賀はがきにはメッセージを自筆して下さいましたね、暖かい気持ちを感じます。自筆で書くのが一番なのですが、私は人には見せられない悪筆なので、プリンター製ですが、せめて相手ひとりひとりのことを思い浮かべながらメッセージを差し込んでいます。

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