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2010年3月13日 (土)

無駄話<シルバーシート>

 山歩きには慣れた私ですが、予想より厳しかったコース後半で駅に向かって舗装道路を延々と歩くのは辛いものです。普通の服装で足を引きずって辛そうに歩いておれば、時々通る車が「乗っていきませんか」と声をかけてくれる人もあるでしょうが、リュックを背負って登山靴を履いて歩いているのだから、声をかけてくれるはずもありません。

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 やっとの思いで駅に着いて電車に乗れば、退社のラッシュアワー、シルバーシートに若者が大股広げて掛けていても、「平日にのんきに山歩きに行っているような奴に、仕事で疲れた俺、意地でも席を譲ってやるものか」といった様子です。こっちも疲れた顔はするものかと頑張ります。

 シルバーシートは昭和48年9月15日の敬老の日にはじめて国鉄の山の手、中央、京浜東北線に設置されたのだそうです。旅客局によるとこの名称は、それ以前に50歳以上の夫婦の旧婚旅行用に、シルバー周遊券というのを発行していたので、その連想から名づけたものだそうです。

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それ以後「シルバー」といえば老齢、高齢、老人問題関係のキャッチフレーズに目立って使われるようになりました。でもなぜシルバーなのでしょうか。確かに「銀婚式」silver anniversary、「銀髪」silver hairなどの言葉もあるように、老人のイメージがありますが、これはあくまで日本のイメージなのです。

 英語では「グレー」です。たとえば、「年の功」はgray wisdom、「老年の」はgray hairedと言います。ところが、我が国では「グレー」というとあまりいい印象を持たれていません。どぶねずみ色、灰色、と表現されるようにあまりきれいなイメージがありません。総理大臣、幹事長、小林議員と、民主党の「グレーゾーン」は広がるばかりです。

 バンクーバー五輪銀メダル
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 それに比べるとシルバーの方は銀色で、オリンピック銀メダル、銀色の食器、腕時計などというように、高級なイメージをかり立てます。こういった日本人の持つイメージから、あえて「グレー」と表現することを避けて「シルバー」を老人のイメージ用語としたそうです。「グレー」とされれば、「後期高齢者」と呼ばれたときのように不満続出したことでしょう。

 私も勝手なもので疲れていないときは、座席を譲られても、内心「そんな齢ではないよ」と若ぶって辞退するのに、疲れているときは譲ってくれないのを敬老心がないと恨めしく思います。一般的にそういうものでしょう。


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