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2010年4月 3日 (土)

無駄話<枕>

 「春は曙。やうやう白くなりゆく、山際(やまぎわ)すこしあかりて、紫だちたる雲の細くたなびきたる」と言えば、あの平安時代中期の女流作家、清少納言の随筆、枕草子の書き出し部分、現代語訳は「春は曙がいい。次第に白んでいくと、山際の空が少し明るくなって、紫がかった雲が細くたなびいているのがいい」というような意味で、夏は夜、秋は夕暮れ、冬はつとめて雪の降りたる、と各季節のよいところの記述が続きます。

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 春の曙の良さを見るには熟睡したあと早起きしなければ、睡眠不足の眠た目では良さは分からないでしょう。熟睡するには、枕を高くして寝ないとならないということになります。

 安心して眠れることを「枕を高くして寝る」と言います。「世間知らずの高枕」とも言い、世間知らずは苦労もしないという意味です。でも何故高い枕が安心に繋がるのでしょう。もちろん高価な枕で熟睡できるというわけではないのです。

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 枕無し、あるいは低い枕で寝ていると、すぐに起き上がることが出来ない。そのため敵が襲ってきた時や火事や天災の時にもすぐに対応不可能、安心な姿勢で寝るにはある程度高い枕が良い、ということでもあるそうです。

 これには逆の見方もあって。敵が襲って来たことを察知するには地面や床に頭や耳をつけておく、近付けておく必要があり、枕無し、低い枕は臨戦態勢のときです。高い枕で寝れるのは、敵が襲ってくる心配も無い安心できる状況というわけです。

 襲われるような敵がいる覚えはないのですが、老後の不安、病気の不安、など忘れて、高い枕で寝れる時代が早くきてほしいものです。


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コメント

「枕を高くして寝る」
そういうことだったんですね。
でも、いつも横向きで寝る私は肩幅が狭いので、
枕が高いと首が寝違えたみたいに痛くなってしまいます。
そのため、私も敵に覚えはないのですが、いつも臨戦態勢です!

かおりんさん、臨戦態勢で安眠できれば最高です。健康的には顔面には隙間のできるU字型の枕で、うつ伏せに寝るのが一番よいそうです。

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