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2010年5月24日 (月)

無駄話<サラダ>

 我が家の献立にはよく色々なサラダがでます。なかでも私は刻んだゆで卵と、リンゴ、トマト、キウイ、レーズンなどの入ったポテトサラダ(ポテトは潰したもの)が好きです。野菜の葉っぱを手で千切ってドレッシングをかけただけのものから、魚や肉類など動物性素材も入った、かなり手間のかかる豪華なものまで、サラダの範疇は広いですが、サラダの美味しさは素材の新鮮さにかかっています。今日はそのサラダの由来について調べてみました。

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 古代ギリシャ、ローマの時代にはすでに生野菜(主にキュウリやカボチャ)を食べる習慣があり、「サラダ」の語源は調味料の「
」を意味するラテン語の「サル(sal)」および「塩を加える」を意味する動詞「サラーレ(salare)」といわれ、当時のサラダの原形が塩を振りかけて生野菜を食べることにあったことがうかがわれます。

 当時の人びとにとって、生野菜は、腸の働きを整える「薬効」を持つ食材と考えられていたようで、ローマの初代皇帝アウグストゥスは、病気にかかった際、レタスを食べて一命をとりとめた、という逸話も残されているそうです。

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 14世紀末は、英国のリチャード2世の料理長が、パセリやセージ、ネギ、ニンニクなどにオリーブ油、酢、塩をふりかけて食べるレシピを記しており、今日のサラダに近いものを食べていたことが分かり、現在のサラダはアメリカで17世紀に完成したもののようです。野菜以外のサラダが登場したのは17世紀後半のことで、鶏肉、魚、エビなどが用いられ、18世紀の終わりにはフルーツサラダもみられるようになったそうです。

 鯛のカルバッチョ
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 日本では江戸時代以前、瓜、スイカなどを果物として食べ、ネギなどを薬味にする以外に、野菜をそのままで生食する習慣はなかったそうです。付け合せやビタミン源としての野菜はがその役割を果たしていたのです。

 明治時代になって、日本に洋食が伝来すると、豚カツなどにキャベツの千切りなどが付け合わされ、また、サラダの材料となる生野菜も輸入されるようになり一部の食通の間では、生野菜のサラダが食べられていました。大正時代には、料理本などで紹介されるようになったですが、まだまだ一般の人びとの食卓に並ぶものではなかったそうです。

 現在のような、単品の料理としてのサラダの歴史は、太平洋戦争以後、GHQの宿舎として接収された帝国ホテルで、1949年(昭和24年)12月24日のクリスマスイブパーティーに「シーザーサラダ(レタスが主体)」が提供されたのが始まりだそうです。

 シーザーサラダ
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 当時の日本では下肥の利用が一般的であり、回虫、ギョウチュウなど寄生虫が蔓延していました。これに対しGHQは化学肥料、堆肥の使用を徹底、その後も、厚生省から1955年(昭和30年)に清浄野菜の普及について指導されたことなどにより衛生面が改善され、安心して生で食べられるようになった結果、サラダも普及していくことになったのです。



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コメント

私たちが子どもの頃も
サラダを食べる習慣は
ほとんどなかったような気がします。
お浸しとか、主に漬け物がメインでしたよね。
今は漬け物食べる習慣が薄れてきて
若い人は生野菜を食べる習慣がついているようです。
新鮮な野菜を使ったサラダは
ほんと塩だけで充分おいしいです。
ちょっとアクセントのある
ワサビナやカラシナルッコラなどが入っていたら
そのままでも、充分美味しいですよね。
我が家の子どもたちもサラダが大好きで
大きなボールに全部食べたい!!と言うほど
大好きです。
家庭菜園では、新鮮な野菜が採れるので
ほんと毎日のサラダが美味しく頂けますよね
kazutyan!!

いしころとまとさん、今も漬物なしでは飯は食べられないという人もいますが、それは浅漬けで生野菜に近いものを言っているようで、発酵した塩辛い漬物は敬遠されているようです。生で食べるにはやはり新鮮さが美味しさです。そのためには自家菜園が必要ですね。

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