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2010年5月27日 (木)

無駄話<ぜんまい織>

 今年、わらび採りは4~5回行ったのですが、今春は天候不順で遅くまで寒かったからか、わらびも不作のようでした。わらびよりも山菜の王様と言われるぜんまい、昔はこちらでも莚にいっぱい干しているのを見かけたものですが、近年は殆ど採れなくなりました。

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 子供の頃、母がぜんまいを採ってくると、ぜんまいの丸く巻いた部分に被っている綿を取るのを手伝ったものでした。取った綿を集めて丸めるとふんわりと手触りがよかった記憶があります。ネットでそのぜんまい綿を検索してみると、これを利用した織物があるのをはじめて知りました。

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 ぜんまいの新芽を守っているぜんまい綿は水をはじき、羊毛のような風合いで独特の自然色を持っています。ぜんまいが沢山採れるが自然環境の厳しい東北の山村で、この綿を用いたぜんまい織が生まれたそうです。この柔らかくて暖かい布のよさは、雪国の女性達の手によって受け継がれ、気の遠くなるような根気のいる作業で生み出される布には、素朴で独特の風合いと生命力が溢れたものです。

 ぜんまい織の工程は

  1. 5月初旬ぜんまい採りがはじまると、食用にする茎と織物用の綿毛に分け、ゴミを取り除き、天日でよく乾燥させます。
  2. 8月になると乾燥させた綿毛を90度ぐらいで蒸し、乾燥させた後真綿や羽毛と混合して綿状し、糸車を用いて手作業で糸を紡ぎます、同じ太さの糸にする作業だけでも習得に数年かかるといわれます。
  3. 染色には化学染料を一切使用せず、すべて自然の植物を使って染めます。
  4. 経糸(たていと)には綿か絹糸を用い、緯糸(よこいと)にぜんまい綿と真綿か羽毛を混ぜて紡いだ糸を用います。

 ぜんまい織のバッグ
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 ぜんまい織は今も秋田県岩代や、新潟県奥只見地方などに高級織物として残っているようです。



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コメント

先日丸森でも立派なゼンマイを
いくつか見てきましたが、
その後の処理が面倒と聞いて
結局わらびしか、とってきませんでした。
とってきてれば、ぜんまい織りでドレスを1枚織ることができたのに・・・
それにしても、錦織のような感じですごい綺麗ですね。
そして、kazutyanの頭の中、どうしてそんなに
色々な無駄話で一杯なのか
わかりません。。。

いしころとまとさん、ゼンマイの処理はそんなに面倒ではありませんよ、湯がいたあと干して半乾きのときに一度もむだけで、よい天気なら一日で乾物ゼンマイになります。食べるときは一晩湯に浸してからさっと湯がいて、好みの味付けの煮物や白和えにできます。
私の無駄話ははネットで探して受け売りしているだけで、頭はアップした後は空っぽです。

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