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2010年5月 2日 (日)

無駄話<幸福度>

  内閣府が4月27日発表した国民の「幸福度」について初の意識調査で、「自分は幸せ」と感じている人の割合は、30代の61%をピークに年齢とともに低下し、70歳以上では44%にとどまったそうです。男女別では、女性が男性を11ポイント上回り、年金や医療体制への不安が色濃く反映される一方、雇用や子育てへの懸念も強いことが示されました。

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 調査は「旧政権は経済成長だけを追い求めすぎた」と批判する鳩山政権の方針で実現したのですが、政権の課題を図らずも浮かび上がらせる結果となった訳です。調査は15歳以上80歳未満の4千人を対象に3月に実施し、2900人から回答を得たそうです。

 この調査は自己採点で、「とても不幸」を0点、「とても幸せ」を10点とし、幸福度が高いとされる7点以上とした人の割合は29歳以下が55%、30代は61%、40代と50代は55%、60代は51%。70歳以上は44%と最も低かった。男性は48%、女性は59%となったそうです。

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 だけどこれは格差社会の現代、格差の各段階にある人が夫々その段階での幸福度を自己採点したものであり、これをもって国民の幸福度ということで、内閣が政策の課題としていいものでしょうか。

 私の遠縁で87歳のお婆さん、最初の結婚で失敗の後、不幸な遍歴を辿り、二人の娘が居ながら絶縁状態、そのうえ今は胃癌に侵され、余命幾ばくもない状態で、生活保護を受けているのですが、若いときから自分に厳しく他人に優しい人柄で、拘わる人皆から好かれ親切にされ、「私の人生こんなに幸せでいいのだろうか、勿体無いことです。この幸せ不幸な人に分けてあげたい」と言っています。この人なら最悪の境遇にいながら幸福度10点以上と答えるでしょう。

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 またこれも遠縁で、ご主人は町の議員さんで今は年金と議員報酬の両方の収入がある方の奥さんですが、家事は放り出して家の中はゴミの山、数知れぬ猫を飼い、毎日厚化粧をして、犬の散歩や贅沢で無計画な買い物、一週間に八日はカラオケ、出会う人ごとに主人が金をくれないと愚痴ばかり、このご婦人なら自分は世界一不幸せと言うでしょう。

 極端な例とはいえこれだけ人によって境遇の差があり、幸福度の感じ方が違うのに、自己採点の幸福度の集計結果を政治に生かして国民の幸福度を上げることができるのでしょうか。

 政治では先ず格差を少しでも少なくするために、働く意欲のある人は全員働けて同一労働同一代価を得られる社会、働けない弱者には手厚い福祉のある社会でしょう。ですが、母親から月1500万円も仕送りを受けながら知らずに使っているようなお方がそんな政治ができるでしょうか、心もとない話です。

 そんな政治を期待するよりも、気付かないだけ自分の周りにいっぱいある小さな幸せを拾い集めれば、やがて大きな幸福度を感じられるでしょう。


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