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2010年6月18日 (金)

無駄話<鳴き声>

 こちらで今1番多く聞こえる鳥の鳴き声はウグイス、2番目はホトトギスの鳴き声です。カッコウは先日の一度きりです。ウグイスは「ホー ホケキョ」と鳴くのが普通ですが、どう聞いても「ホー ポチェチョ」 と聞こえるのが1羽います。人間界で若者言葉が流行っているように、ウグイスの若者鳴きでしょうか。子供の頃、祖母からホトトギスは、「ホッチョントケタカ ホトケタテタカ、オトトコイシヤ」 と鳴いていると聞かされました。

 ホトトギス
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 そしてなぜそう鳴くかの物語りを聞かせてくれました。ホトトギスの兄弟が居て、兄が病弱で、弟が餌を運んで来て兄には美味しいものばかり食べさせ、自分は粗末なものばかり食べていたのですが、兄は弟が自分にくれるもの以上に美味しいものを食べていると思い、怨んで弟を殺してしまった後、そうでなく自分に美味しいものばかりくれていたのが分かり、悔やんで鳴いているという物語でした。

 「ホトケタテタカ オトトコイシヤ」 と鳴くのは 「お墓建てたか、弟恋しや」 と言っているのだという祖母の話でしたが、子供心に矛盾を感じていました。「自分が怨んで殺しておいて、誰に、お墓建てたか、と聞いているんや、自分が建てたらええやないか、建てなけりゃ駄目やないか」、と思ったものでした。

 ホトトギスは先日、郭公の話でアップしたように、ウグイスなどに託卵し、子育て放棄している、ずるい鳥ですが、われわれ古い世代は、徳富蘆花の名作、「不如帰(ホトトギス)」の、夫武男の出征中、結核に罹ったのを理由に離婚を強いられ、夫を慕いつつ、「ああー、人間はなぜ死ぬのでしょう!生きたいわ!千年も万年も生きたいわ!」、の台詞を残し、血を吐きながら死んでいく薄倖のヒロイン浪子を連想してしまうのです。

 「不如帰」
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 ホトトギスは日本では古くから様々な文書に登場し、杜鵑、時鳥、子規、不如帰、杜宇、蜀魂、田鵑、などの漢字表記や別名が多くあります。またホトトギスという野草もあります。和歌山県紀南にはキイジョウロウホトトギス(紀伊上臈杜鵑)、という黄花のホトトギスがあります。

 ホトトギス
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 キイジョウロウホトトギス
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