« 庭に咲く花 | トップページ | 庭に咲く花 »

2010年6月 8日 (火)

無駄話<卯の花>

 ウォーキングコースのあちこちに真っ白な卯の花がめだちます。

20091005_28718021

「卯の花の匂う垣根に、ホトトギス、早も来鳴きて、忍音もらす 夏は来ぬ。・・・・」

 「卯の花」という呼び名には二つのものがあります。この唱歌「夏は来ぬ」に歌われている「卯の花」、空木の花のことと、豆腐粕のオカラのことをいう「卯の花」です。どちらが先に呼ばれたのでしょうか。

 オカラのことはさておき、今は「卯の花」を垣根にしている家は田舎でも見ませんが、古くは万葉歌にも、

「春されば、卯の花ぐたし、我が越えし、妹(いも)が垣間は、荒れにけるかも」
 
 意 味 
(春が来ると卯の花を傷めながら私が越えて通った、あの娘が居た家の垣根は、いまではすっかり荒れ果ててしまった)


080525tsuki21

 と歌われているように、昔は垣根として空木を植えることが多かったそうです。垣根としてだけでなく、境界線としても使われたようです。それは一旦植えると刈り込んでも刈り込んでも、萌芽力が強く、枯れることはないので境界についてのトラブルが起きないからです。

 垣根に純白の花が咲くと見事なものであり、やがて梅雨がやってきますから植物暦としても利用されます。空木は芯が空洞で柔らかそうですが、材質は硬く木釘の材料として使われ、それが現金収入にもなったそうです。

Kikugi200609021

 木釘というのは、桐箪笥の引き出しなど指物に使われる木製の釘のことで空木の木を使って作られます。空木はユキノシタ科ですが、花の見かけによらず生命力が強く、木は固いい材質でです。削った木釘は米糠と一緒に弱火でじっくり炒ってから使います。そうすることで水分が抜けてより固くなります。

 歌詞には「匂う垣根」とありますが、卯の花は香りはあまり感じられません。花の盛りの様子を表現しているのでしょうか、またホトトギスは人家の近くには寄りつかず、卯の花の垣根に来ることはないと思われますが、歌詞は小説と同じでそういうものでしょう。



システム英単語 Ver.2 Book システム英単語 Ver.2

著者:刀祢 雅彦,霜 康司
販売元:駿台文庫
Amazon.co.jpで詳細を確認する

前置詞がわかれば英語がわかる Book 前置詞がわかれば英語がわかる

著者:刀祢 雅彦
販売元:ジャパンタイムズ
Amazon.co.jpで詳細を確認する

« 庭に咲く花 | トップページ | 庭に咲く花 »

「日記・コラム・つぶやき」カテゴリの記事

コメント

こんにちは

いろんな事を詳しく知っているので
いつも感心しています。
私は大雑把なので・・・今聞いたことでも
右から左へ通り抜けていくばかりです。

白い花が欲しくて数年前にヒメうつぎを植えました。
花も可愛いですが、蕾の時が好きです。
余り大きくならないように
花が終わった後に、枝を剪定してしまいます。


見かけによらず生命力が強く・・・
は日本女性のようですね。

卯の花、うつぎどちらもよく言います。
早く名前が出た方が勝ち!!
最近とみに花の名前を忘れてしまいますが
中が空洞、又は卯の花のように真っ白
どちらかが頭に浮かびます。
我が家の庭でも、今姫うつぎがいっぱい
花を持ってます。

よつばさがしさん、知っているわけではないのです、雑学の受け売りをしているだけで、アップした後はすぐ忘れてしまいます。
ヒメウツギはウノハナより優しい花ですね、枝はよく伸びるでしょう。

いしころとまとさん、そうですね弱々そうで芯の強い木です。私も花の名前何かと連想させておかないと忘れます。でも並以上に知っているから忘れるのもあるのでしょう。
庭に植えるにはヒメウツギがいいですね。

コメントを書く

(ウェブ上には掲載しません)

« 庭に咲く花 | トップページ | 庭に咲く花 »