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2010年6月28日 (月)

無駄話<けんもほろろ>

 朝のウォーキングの途中、川向こうの山から聞き慣れない鳥らしい鳴声が聞こえました。「ケン ・・・」、というような声でした、もう一度聞いて確認したいと思い歩きを止めて待ちましたが二度と鳴きませんでした。記憶を辿れば過去に2・3回聞いたことのある雉の声だと思うのですが、以前に聞いたときは「ケン ケン」だったのですが、「ケン ・・・」と一回きりでした。

 雉の雄鶏
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 この愛想もない鳴声から、今はあまり使われませんが、「けんもほろろ」という言葉を連想しました。人の頼みを全く聞き入れず、とりつくしまもなく断る様子をいう、「けんもほろろ」 という言葉、「一生懸命頼んでいるのに、けんもほろろに追い返された」、と言うように使われます。そこで検索してみると想像通りでした。

 この言葉の語源は、雉の雄の鳴声からきているそうです。しかし雉は 「ケン ケン」 と一度に二声鳴き、「ケンモホロロ」 とは聞こえません。更に調べてみると、雉は鳴くときは羽を震わせて鳴くそうです、近くで聞けばその羽音が、「ホロロ」と聞こえるそうです。私が聞いたのは遠かったので羽音どころか、「ケン ・・・」、も一回しか聞こえず、よけい無愛想だったのです。

 けんもほろろ感 近寄り難し
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 いつからか人情味のない様子を言うとき、この鳴声と羽音をくっつけて、「けんもほろろ」 というようになったそうです。「ケン ケン」 という鳴声は実際聞いてみないと、その無愛想さは想像できないため、無愛想なさまをいう「突っ慳貪(つっけんどん)」や、人情味もなく叱りつける「剣突(けんつく)」など、人間らしさを欠いた冷淡な場合に使われる、「けん」からきているともいわれます。

 突っ慳貪(
つっけんどん)

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 しかし他人から何かを頼まれ、これは絶対断りたいというときは、「けんもほろろ」な断り方が一番いいのではないでしょうか、持ってまわった断り方では返って事が抉れて、後にわだかまりが残ったりします。特に難しいのは親しくしている友人などから、借金を申し込まれたときです、断り方によっては今までの親しい関係を失うことになります。その関係を大切にしたいからと、返して貰わなくても悔いない額だけ用立てして断ることでしょう。



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コメント

けんもほろろは雉の鳴き声から来たんですね。
雉は数年前に我が家から5㎞ほど山に入ったところで、見たことがあります。
羽を広げてとっても綺麗でした。
でも鳴き声は「けんもほろろ」なんですね。
面白いお話しで、楽しんで読ませていただきました。

いしころとまとさん、見たときは「けんもほろろ」な様子じゃなかったですか、綺麗だったということは雄の雉だったんですね、見ることは滅多にないことです。

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