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2010年8月18日 (水)

無駄話<ムカデ>

 今年は、あれは誰でも好きにはなれないと思うムカデがよく目につきます。庭の植木鉢を移動すると必ずといってもよいほど裏に潜んでいます。夜行性のムカデが昼寝しているようです。寝込みをおそわれても狼狽せず、百足の足で逃げ足の早いこと、こっちがどう始末しようかと慌てている間に姿を消します。

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 ムカデは「百足、蜈蜙、蜈蚣、蝍蛆」など難しい漢字で表され「百足」以外は読めそうにありません。英名の(Centipede)もやはりラテン語の百(centi)脚(ped)に由来するそうです。普通に見るムカデは足が多いといっても百足もありませんが、ムカデの仲間は多く世界では3000種、日本で130種も数えられ、足の数も15対から173対まで見つかっているそうです。履物やさんなら「ムカデが履物を買ってくれれば・・・」と思うことでしょう。

 ムカデ競走
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 ムカデといえば、以前に椿事に出くわしたことがありました。電車で出かけたとき、途中の住宅団地の駅から、気位が高そうですまし顔のご婦人が乗って来ました。乗ってくるりと後ろ向きになった途端、後ろにいた女子高生5人ほどが一斉に悲鳴をあげ、ご婦人から離れました。まばらに乗っていた他の乗客も皆、何事が起きたかと振り向きました。

 私も近くにいたのですぐ婦人を見ましたがなぜか分からずに首を傾げていると、女子高生の一人が恐る恐る婦人の頭を指差しました。きれいにセットされた髪の毛の上に15センチくらいはありそうな大ムカデが乗っているのです。私は婦人に声をかける余裕もなく、咄嗟にそのとき持っていた丸めた新聞で叩き落とし思い切り踏みつけました。ムカデは即死動かなくなりました。

 突然頭を叩かれた婦人は振り返って「何をするの、私の大事な髪飾りをどうしてくれるの?」というような顔つきで私をにらみ付けました。その睨みに私も一瞬何か悪いことをしたような気になり、思わず婦人にぺこりと頭を下げてから「ええどうして?」という気分でした。でもその態度に対する周囲の目にたえられなかったかばつ悪そうに、降りる駅ではないらしい次の駅でそそくさと降りていきました。

 婦人が降りた後、車内はざわめきました。「何よ、あの態度は、一言お礼くらい言ってもよさそうなもの、反対に睨みつけて」 と批難ごうごうでした。でも婦人も考えられない出来事に現状認識できないほど動転していたのでしょう。私にとっても生涯ムカデを見れば思い出す椿事となりました。



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コメント

kazutyan 椿事って、なんとよぶんですか?
ところで、kazutyanの行為、カッコイイですね
とっさにできるものではありません。
それにしてもそちらに生息するムカデは
15㎝もあるのでしょうか?
こちらではせいぜい5センチ程度です。
私は毛虫が大嫌いなんですが
中学の時に、外当番でお掃除をしたときに
木からたぶん毛虫が落ちたんだと思いますが・・・
後ろのいた女の子たちがきゃあきゃあ騒ぎ始めて・・・まさか自分の背中に毛虫がいるとは
思わなかったのですが、
みんなが離れていって・・・
その時、沼田君と言う男の子が
すぐに側に来てくれて
すぐに毛虫を取り除いてくれたんです。
もう、沼田君が、世界で一番カッコイイ男の子に見えました。
今でも名前覚えているほどですから
ものすごい感激でした!!

ムカデのおみ足!最新の靴を履いて闊歩する姿art、アニメの音楽隊ですね(*^-^)
それにしても新聞紙を丸めてたたき落とした騎士殿の判断に感謝の笑顔がなかったなんて・・・。とっさはその人となりが出ちゃうものですね!!珍事ならぬ椿事はkazutyanさんの心が覗えましたよ。善意はほろ苦く、微苦笑かしら!?

いしころとまとさん、「椿事」はチンジです。「珍事」以上に珍しいことです。こちらでは10センチくらいのムカデはよく見ます。
その沼田君とは恋に発展はなかったのですか?私は沼田君のように格好よく見られるどころか、衆人監視の中で恥をかかせたと怨まれたようでした。他人の目に触れぬように取ってあげれば感謝されたでしょう。

チョロピコさん、取り損ねたらいけないと、思い切り叩き落としたのがいけなかったのでしょう。そっと手でつまんで取って上げればよかったのですが、その勇気はありませんでした。

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