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2010年9月17日 (金)

無駄話<自動ドア>

 先日商店街を歩いていたら、後ろでドスンと鈍い音がして続いて「痛い」と声が聞こえたので、車の事故かと振り向くと、初老の男性が銀行の入り口でおでこを押さえ、総ガラスの自動ドアを何度も蹴っていました。警備の人がとんで来て「どうされました?」と聞くと、「こいつが開かんのじゃ」とまた蹴りました。警備の人が「乱暴はやめてください」とやりとりしているうちにドアがスーと開きました。男性は警備の人に抱えられて中へ入っていきました。

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 この頃田舎街でも殆どが自動ドアになっているので、もし急に故障で開かなくなれば、こういう事故が起きるでしょう。起きれば頭を打つ場合が多いと思われ、たんこぶくらいで済めばよいのですが、硬膜下出血なんてことになれば重篤です。自動ドアは絶対開くものとの思い込みは危険です。「ドアの前では一旦停止」しなければと思いました。

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 自動ドア装置が人が入り口に来たことを感知するセンサーは、昔は足元に置かれたマットに乗れば感知するフットスイッチで、体重や乗り方によっては開かないこともありましたが、マット上に一旦停止して開くのを確認してから入るので安全でした。

 現在の主流は赤外線センサーを使ったもので、自動ドアの上部についているセンサーの投光部から床面に赤外線を常に照射していて、反射した赤外線を受光部で受ける方式であり、エリア内に人や物が入ると反射量が変化し制御部分に信号を送るという仕組みになっています。

 しかしセンサーの真下が死角になるため、開かなかったり途中で閉まる可能性もあるようです。そこでさらに横から補助光線を使ったセンサーでカバーしています。
それでも斜めからの進入や早い動きに弱いことや、太陽光(反射光を含む)が強いと感度が悪くなることもあり、正面からゆっくり入り直せば反応しやすくなるそうです。最近は赤外線センサーの弱点も考慮してフットスイッチ兼用のものも出てきているようです。

 因みに、自動ドアの歴史は古くはギリシャ時代にヘロンが神殿の扉を蒸気の力で開閉させたという記録があるそうです。

 ヘロンの蒸気機関
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 日本では、昭和初期に、航空母艦(加賀、赤城など)の一部の格納庫の防火防弾用扉に用いられたそうです。また1926年の山手線の電車には、空圧式の自動ドアが使用されたとの記録があります。建物では、日劇前の東芝営業所玄関に、光線スイッチ起動による自動ドアが設置されました。

 航空母艦 赤城
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 国内の建物に普及し始めたのは、1957年に油圧式、空圧式の自動ドアが開発されてから、新築ビルの玄関などに使用されるようになったそうです。もともとドアの自動化は、人が怠けようとしたわけではなく、人力では重すぎる大きな重いドアからだったのでしょう。ギリシャは別にしても、自動ドアは一世紀近い歴史があるようです。



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コメント

自動ドア、けっこう歴史があるんですね~
自動ドアではありませんが、
どこかのお店で目の前にガラスがあるとは知らず、ガラスに突進したことはあります(笑)
なかなか痛いものでした。。。
思い込みは怖いものです。

かおりんさん、1枚ガラスの入り口はよくゴツンしている人を見ますね、折角一枚ガラスにしながら、目立つ模様のシールを貼っているところもあります。

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