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2010年10月19日 (火)

無駄話<気になる話>

 このごろは他人事で心から祝福したい気持ちになることなんて滅多にないことですが、今年のノーベル化学賞、アメリカ・デラウェア大学のリチャード・ヘック博士と共に、日本人二人、アメリカ・パデュー大学教授根岸英一博士と、北海道大学名誉教授鈴木章博士が受賞されたことは心から祝福し、日本人として誇らしいことです。

 手前左 鈴木博士 後右 根岸博士
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 その功績は金に換算できるものではないのですが、私のようなさもしい凡人には賞金の金額や、その賞金の資金はこの世界的権威ある賞を今後も永久に続けられるものなのか気になります。

 受賞者には資金の出資者、アルフレッド・ノーベルの命日である12月10日、スエーデン、ストックホルムで賞状とメダル、1千万クローナ(約1億2千万円)の賞金が贈られます。同じ部門の賞で複数の受賞者が選ばれた場合は、受賞者で賞金を分けるので、今年の化学賞受賞者は3人で分けて1人4千万円ということになり、独り占めできる部門に比べれば少なくて気の毒な気がします。

 アルフレッド・ノーベル
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ノーベル賞は、ダイナマイトの発明者として知られるアルフレッド・ノーベの遺言に従って1901年から一世紀以上続いている世界的な賞のことですが、ノーベルは遺言に、「私のすべての換金可能な財は、次の方法で処理されなくてはならない。私の遺言執行者が安全な有価証券に投資し継続される基金を設立し、その毎年の利子について、前年に人類のために最大たる貢献をした人々に分配されるものとする。」と残しているそうです。

 物騒なダイナマイト
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 賞金はノーベル財団が管理する彼の遺産(基金、約450億円)の利子と株式や不動産の運用益などから捻出され、実は財団の財政状況により賞金額は変化するのだそうです。
賞金の捻出法はというと、まず基金の利子と運用益のうち、10%は元金に追加され、毎年基金は増加している。残り(90%)のさらに25%が選考や授賞式などの経費で75%がスウェーデンで授与される物理学賞、化学賞、医学・生理学賞、文学賞、ノルウェーで授与される平和賞の5つの賞に分配されるということです。

 食べれるダイナマイト
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 物理や化学の基礎分野でもある「数学賞」がないのはノーベルが数学嫌いであり、数学を重要と思わなかったためとか、あるいは(女性関係などで)犬猿の仲だったミッターク・レフラーという数学者を受賞させないためになどと言う逸話もあるそうです。

 ダイナマイトの発明でこれだけの資産を残したノーベルの偉業は、化学賞 (または物理学賞)と共に経済学賞にも値すると思いますが、経済学賞はノーベルの遺言にはなかったため、スウェーデン銀行からの寄付で賄われる「ノーベル記念経済学賞」が設けられているそうです。



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コメント

二人の日本人がノーベル賞、受賞されることになり同じ日本人と誇りに思います。暗いニュース
ばかりの中、本当に明るいニュースとして
祝福したい物です。
賞の受賞にもいろんな決まりもあるのですね。
国からは何もしないのでしょうか?

山ちゃんさん、そうですよね、国としても世界に誇れることですから、国からも勲章や賞金を出すべきです。

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