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2010年10月21日 (木)

無駄話<灯火親しむの候>

 日暮れが早く夜長になり、灯火を必要とする時間が長くなりました。灯火といえば火、灯りとしての利用は少し遅れたでしょうが、動物の中で火を扱い親しめるのは人間だけで、他の動物は火には脅威を感じているようですが、それも慣れれば恐さが薄れるのか、人間の身近で過ごす猫などは寒くなるとストーブや炬燵に平気で近づきます。人間も原始の時代、自然発火の山火事などが起きれば逃げ惑うていたと思われ、長い体験から扱えるようになったのでしょう。

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 神様も人間の火の扱いの業績を長い間見定めたうえ、扱いを許したのでしょうが、それでも扱いを誤って命や財産を奪われる失火が後を絶ちません。そんな人間と火の関わりはどうなのでしょう。人間の火の利用の始まりは、落雷などによる山火事のあと、残り火の安全な暖かさを知り、寒い季節に暖をとったことでしょう。

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 人が“火”を使えるようになってから、生活が劇的に変わったことは言うまでもありませんが、人類が火を使った跡として最も古いのは、今からおよそ140万年前のものとされるアフリカ・ケニアの「チェソワンジャ遺跡」で発見された「焚き火跡」だそうです。

 また、45万年前の北京原人の遺跡からは、深さ数メ-トルの灰の層が発見されていて、彼らがそこで長期間に渡って、火を利用していたことが伺われます。
 ただし、自然の火だけに頼らず、木と木をこすり合わせて火を起こす方法を発見したのは、これよりずっと後のことで、今からおよそ3万5,000年前に「ホモ・サピエンス」、つまり、私たちヒトの先祖が出現してからだそうです。

 北京原人遺跡
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 ただ、この頃、岩かげや洞窟などを住みかにしていた人類は、野外で焚き火としてのみ火を使っており、その燃料のほとんどは落ち葉や枯れ枝だったということで、本格的な火の使用は新石器時代になってからです。新石器時代を迎えると、土木技術が発達し、人類の住居も草ぶき屋根の「たて穴」や「差しかけ小屋」などに変わった上、大きな木から薪を切り出して貯蔵することも可能になっています。

 竪穴住居
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 また、小屋の中に炉がすえられた結果、焚き火の材料や炉の技術に関する工夫、そして焚き火の方法自体も進歩し、いちいち着火しなくても、火種の確保が出来る「おき火」の技術も開発され、今に受け継がれてきました。

 火を利用したわが国での灯りとしては、縄文時代(焚き火、たいまつ)→奈良時代(かがり火、蜀台)→平安時代(灯台)→江戸時代(ちょうちん、がん灯、あんどん)→明治時代(カンテラ、石油ランプ、ガス灯、アセチレン灯)→大正時代(白熱電球)→昭和時代(蛍光灯)→平成時代(LED)と進歩し続けています。

 灯りの始まり

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 現代の灯りLED
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コメント

ろうそくや行燈など小さな灯りを見ると、
ほっと心が温まると同時にちょっぴり寂しい気持ちになります。
小さな炎で思い出すのがマッチ売りの少女です。
小さい頃はなんとなく読んでいた
マッチ売りの少女。子供たちに初めて読んであげた時、思わず涙が出てしまいました。
灯を囲み、昔の人たちはその灯りの先に何を
見ていたのでしょう。
なんとなく想いを馳せてしまいました。

かおりんさん、火と人間、始めて出合った時から切っても切れない間柄になったのでしょうね、時には命も奪われるような恐いものでありながら、人の進化や文明は火無しでは考えられないと言えると思います。

こんにちは。炎は火が2つもあり、めらめらと燃え続けるイメージが怖いけど、改めて火の誕生秘話!人間の知恵って凄いですね!!!先祖は月も星もない闇夜の時はどうしていたのかしら?!そうそう子供の頃、芸者置屋のお母さんが秘蔵っ子の芸者さんが出かける際に神棚から火打石を取り、チョンチョンと打つ姿を不思議に思い、長唄、清元の上手い父に尋ねたところ、笑いながら「そうかい、その内分かるよ」とあやふやに。今思うと花柳界のしきたりを子供にはと思ったかも。あらあら、昭和のいろんなシーンが芋づる式に思い出しちゃいました。火鉢の手あぶり!ぼんぼりのほのあかり・・・。たまには懐古も良いですね。明かりも日進月歩!LED!平成ですものねぇ(*^-^)

暖をとったり、肉を焼いたり、
明かりとしてともしたりと、
火の役割は大きいですね。
神様もすごいなと思います。
木、土、火、水、金、日、月
土の中にある金で世の中をうごかして
土から木が茂って、火が熾きて、水で消す。
昼には太陽が燦々と輝いて、
夜には月が優しく照らし・・・
バランスのとれた自然界を作った神様は
ほんとすごいですよね。

チョロピコさん、火打石の発見は当時に人にとっては画期的なことだったのでしょうね。科学文明の基本はすべて火からとも言えるでしょう。

いしころとまとさん、今、人間はその神様の作ってくれたバランスを崩すようなことばかりしていますね、神の怒りに触れることも近い気がします。

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