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2010年11月17日 (水)

無駄話<雨の呼び名>

 空模様が目まぐるしく変わり、いま日が射していたかと思えば、急に暗くなりぱらぱらと庭の木の葉を叩く雨が降っています。辞書で確認すると「晩秋から初冬にかけて、晴れていた空がにわかに暗くなり、パラパラと雨脚軽く、降っては止み、止んでは降りを繰り返す雨」を時雨と呼ぶとあり、この降り方は間違いなく時雨です。

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 日本語ほど雨の呼び名の多い言葉は外国語にはないようです。季節、降り方をきめ細かく分けて、古語まで辿ると数知れぬ呼び名があります。これは日本にははっきりした四季があり(今年は無かったようですが)、また日本人の繊細で豊かな感性が作り出した呼び名なのでしょう。通常誰もが知っていて使っている呼び名だけでも拾いだしてみると、

◎時雨
 旅の落葉が しぐれに濡れて  流れ果てない ギター弾き
 のぞみも夢も はかなく消えて   唄もなみだの 渡り鳥」、こんな唄を思い出すような雨。(古いですか?)

◎山茶花梅雨
 時雨に続いて初冬にしとしとと、山茶花の花を散らす雨。

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◎氷雨
 みぞれ混じりの、濡れると心まで冷え込むような雨。

◎春雨
 月形半平太に「春雨じゃあ、濡れて行こう」と言わせた、冬が明けて心身共に弾む頃、濡れても苦にならない雨。

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◎五月雨
 「五月雨を 集めて速し 最上川」、陰暦5月頃の川を増水させる長雨。

◎狐の嫁入り
 晴れて日が射しているのに降ってくる雨。

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◎梅雨
 夏至前後の人の心も腐らせるような長雨。

◎干天の慈雨
 旱魃のあと、人に待たれて降る恵みの雨。

◎夕立
 夏の午後、雷鳴を伴って急に降り出す強い雨。

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◎朝立
 失礼、雨じゃなかった。

 新顔では

◎ゲリラ豪雨
 最近多くなった、局地的にバケツをぶちまけたように降る豪雨。



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コメント

「外は冬の雨 まだ止まぬ
 この胸を濡らすように
 傘がないわけじゃないけれど
 帰りたくない」
氷雨、歌いたくなりました。
(古いですか?)

かおりんさん、古くないですよ、誰でも氷雨降る外へは出たくないです。心まで冷やされる気がします。

こんばんは♪
ひと雨ごとに寒くなっていくこの頃
雨の名前風流ですね
新たに雨の名前が増えるなんて
環境が変わってる証拠のようで心配です

エフさん、古来の雨の名前は風流ですね、ゲリラ豪雨なんてただの暴れ者の新しい名前が増えていくのは風流もぶち毀しです。

今晩は。懐かしいですねぇ、月形半平太!日本人の言葉に託す美意識って、凄いです!!!お天気にも文学的な香りがあり、昔の方って右脳が熟成していたのかしら?!

チョロピコさん、「懐かしい」という言葉も日本人独特の精神的美意識の表現のように思えます、外国語にもあるおでしょうか。

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