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2010年11月 3日 (水)

無駄話<馬肥える秋>

 「天高く馬肥える秋」という言葉、気候がよくなり空気が澄み空が高くなったように思われる秋空の下、牧場では馬が夏によく育った牧草をのんびりと食み、日々太っていくような、穏やかで平和な秋のことを言っているように思っていました。実はそんなのんびりした話ではないようです。

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 紀元前、中国の北方に匈奴(きょうど)と呼ばれる騎馬民族が遊牧生活を営んでいました。彼らの住む土地では冬の寒さが厳しく、その期間は食料が全く獲れなかったそうです。匈奴の人々は馬に春や夏、十分に草を食べさせ肥えさせたのです。そして、秋になり農耕を営む人々が収穫の時期を迎えると、その収穫物を強奪するために馬を駆って一斉に南下してきたそうです。

 匈奴襲来
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 「天高く馬肥ゆる秋」とは「秋には北方騎馬民族の侵略を警戒せよ」という戒めの言葉であり、「秋には必ず異変が起きる」という意味の故事成語なのだそうです。
我々が日頃使っている意味とは全く異なることに驚きました。

 異民族への警戒の故事を秋の素晴らしさを表現する言葉に変えてしまった日本はのどかで平和な国なのかも知れないのですが、今はその日本も南に尖閣諸島問題、北ではロシヤのメドベージェフ大統領の国後島訪問と、この言葉の真意を痛感する時がきているのかも知れません。

 国後・択捉
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コメント

韓国ドラマが好きで、蒙古襲来のところで
もし日本だったら、
突然の襲撃に対応できるのかな?と
思っております。
国際情勢悪化してますけど、平和な日本に住んでいる私たちには、
対岸の火みたいな感じにしか
実感湧かないのも事実です。
馬肥える秋・・・収穫を喜びながらも
警戒して生きなくてはいけなかった大陸の人に
思いが馳せますね。

いしころとまとさん、対岸の火がいつ飛び火してくるか分からない不安もあります。平和は地球上の皆が願っているはずなのに、どうして争いは絶えないのでしょう。

こんばんは♪
宇宙から見ると地球には国境はないと思いますが
日本の領土が減るとなるとなにやら心穏やかではいられません
中国もロシアも大きな国なのに欲張りすぎる!
と腹立たしくなりますね

領土境界問題は国でも個人でも、双方が満足できる解決法はありません。お互いの妥協しかありません。只きな臭い状態だけは避けて欲しいです。

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