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2010年11月27日 (土)

無駄話<ひやかし>

 出かけたついでに久し振りデパートに入って見たのですが、ちょっと足を止めて商品を見ていると、すぐ店員さんが近づいてきて、「これはどうですか、あれはどうですか」と纏わりつかれました。いっときそれを止めて客から声をかけられるまで、離れたところから笑みを浮かべて見ていた頃もあったと思うのですが、また今は積極的に売り込もうとしているようです。

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 今はスーパーやホームセンターで、ゆっくりと自由に買い物を選び、店員さんとはレジ以外での言葉のやりとりもなく、買い物ができることに馴れているため、纏わりつかれる買い物は敬遠されているようです。 人は勝手なもので、反対に大きなホームセンターなどで、店員が少なすぎて、商品の知識や置き場所について聞こうにも近くに見当たらないので文句を言っている人も見かけます。

 昔は時間つぶしに、買いたいものもないのにお店に入り、あれやこれやと見て回り、ついて回る店員さんもそれを見抜いて適当にあしらう、しかし嫌な顔をすれば先で買う気になった時に来て貰えないので、一定の妥協があり客も楽しめたものでした。こういう客を「ひやかし客」といいました。

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 その「ひやかし」というのはどういう意味からでしょう。目的も無しに入った店で、見て回るだけでふらりと出てしまう、この他、女性連れの友達をひやかすとか、客引きのホステスをひやかす、公衆の席で答弁に困った人をひやかすなど、からかいの場合にも用いられます。もともと「ひやかし」は、江戸時代の半ばぐらいから使われている古い俗語で、「素見」「素通」の字が使われていたそうです。

 「ひやかし」の由来の舞台は、江戸、新吉原の遊郭であり、山谷に住んでいた紙すき職人が、紙の原料を水に冷やしている間、ちょっと時間がある事から、すぐ近くだった新吉原へ行っては、格子の中の女郎をからかって、すぐ帰ってしまいました。

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 女郎を買う気も無いのに、からかうだけで帰ってしまう彼らは、紙を冷やかしに来たた連中、というわけで「ひやかし」と呼ばれ始めたそうです。ここから、買う気も無いのに商売物を見たり、値段を聞いたりそしてさらに転じてからかったりする事を、「ひやかし」というようになったそうです。

 今の国会中継を見ていると与野党の質問や回答に、からかいや足の引っ張り合いのようなやりとりもあり、「ひやかし」を感じるような 言葉も聞かれ、失望します。神聖な国会で与党も野党も国民のためと美辞麗句を並べながら、やっていることはお互い扱き下ろし合いに終始しており、隣国から馬鹿にされるのも当然です。次回選挙では選択の対象もなくなりそうな嘆くべき状況です。



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コメント

kazutyan 紙をひやかしながら・・・が
言葉の由来ですか?
由来を知ると面白いですね。
服飾品を買うときは、ジャストルッキングで
ゆっくりと時間を過ごすことも多いのですが
家電品は、丁寧に説明をして下さる方がいると
助かります。
店員の対応も、お客と買うものによりけりでしょうかね?

いしころとまとさん、そうですね、勝手なもので、買う気のない時店員さんに付き纏われるのは嫌だし、買う気のときは丁寧な説明がほしいです。

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