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2011年1月 9日 (日)

無駄話<賀詞>

 「明けましておめでとうございます」の挨拶を交わし合う日々もそろそろ終わりに近づいております。この詞、「おめでたい」とはどういうことなのか、お祝い事に使われるのとは反するような、「あの人、ちょっとおめでたいのよ」、なんていう使われ方もあり、語源、由来はどうなのでしょう。

 「明けましておめでとうございます」
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 「おめでたい」、を漢字で書くと、

 「お目出度い」
 「お芽出度い」
 「おめで鯛」

 などと書きますが、これらはどれも当て字だそうです。本当の「めでたい」の語源は、 「愛(め)でる」+「甚(いた)し」=「愛で甚し(めでたし)」、ということのようです。

 「愛でる」とは心を惹かれ、いとしく思ったり、素晴らしいと思ったりすることであり、

 「甚し」とは、程度が甚だしいということです。

 現代は、「おめでとう」の詞を使うのは、相手に対して使っていますが、語源の「愛でる」、からいうと、本来は幸せで喜んでいる相手の姿を見て心惹かれ、いとおしく思ったり、素晴らしいと感じたりしたりしたときに使う詞です。

 この意味からすると「おめでたい人」というのも、ちょっと天然の人の、憎めない無邪気さ、愛らしさを言っているということになり、侮蔑の意味ではないことになります。

 確かに、お義理じゃなく本当の気持ちをこめて「おめでとう」を言えるのは、相手とか自分とか関係なく、お互い一体となってその喜びが分かり合っているときだと思います。

 もう一つ、年の暮れに交わされる挨拶、「よいお年を」は、相手にとって、「来る年がよい年でありますように」の意味と思っていたのですが、これは「今年の残りの日に総てを成し終えて、よい年で終わりますように」の意味だそうです。

 昔は日用品をつけで買うことが多く、庶民にとっては年末にはそのつけの支払いができるかどうかが一番大きな心配であり、先ずその清算をし、そして普段現代ほど掃除ができていない家の大掃除や煤払い、障子の張替え、神棚や仏壇の拭き掃除など、総てを終わって年越しそばを食べ、この一年の無事を喜び、新しい年を無事迎えられることを神仏に感謝できるのが「よいお年」ということだそうです。

  大掃除の図
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 言葉はその意味が時代と共に変遷していくものとはいえ、語源、由来を知って使えば、心のこもった言葉になるのではないでしょうか。



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コメント

襟を正している(*^-^)ネコちゃんが可愛いです!最近は特にテレビでも「日本語の由来、語源、事始め」など取り上げが多いですよね。そして今ではネット検索!重宝しておりますが、kazutyanさんの資料ファイルは膨大なページ数でしょうね!!知って得して合点して。。。

チョロピコさん、思いがけぬ語源、由来もあるものですね、ネタにつまってネット検索の受け売り殆どですが、読んで頂けるのは有難いです。

昔は私の商売していた店も、田舎なので盆暮れ
勘定と云って盆と暮れにまとめて支払いする人が殆んどでした。その習慣もしだいに無くなり
そのことがいいのかどうかは判りません。

山ちゃんさん、盆暮れ勘定、その心構えが出来ていて、きちんと払いが出来る人ばかりならよい制度でしょうが、現代人には無理なようです。

こんばんは♪
2匹の猫が愛らしいですね
真ん中は?
おめでたい人は幸せな人
言葉って時代時代で違っていて面白いですね

エフさん、真ん中も猫(置物)です。
こちらも冷え込みが厳しく、猫のように炬燵を離れられません。
「おめでたい人」とは、悩まない、愚痴も言わない、苦労を苦労と思わない、前向きな人でしょうか。

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