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2011年2月22日 (火)

無駄話<犬猿の仲>

 ウォーキングの途中、「犬猿の仲」と近隣で噂されている二人が四っ辻でぱったり出会う場面に出くわしました。どうなることかと私は一瞬息を呑み足を止めましたが、二人はものも言わず互いに反対側へ顔を背けてすれ違い、何事も無かったように遠ざかりました。私にとっては二人はどちらも別々に会えば笑顔で挨拶し、世間話もする間柄なのに、その場ではどちらとも挨拶も出来ず後味の悪さが残りました。

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 二人が不仲になったそもそもの原因は、国が行っている地籍調査で持ち上がったお互いの畠の境界の主張の食い違いからだそうです。昔から境界のことで時々揉めながらもうやむやで来ていたのですが、地籍調査では調査員の立会いではっきり決めて標しの杭を入れなければなりません。その場で声を荒げる紛争になり、結局境界は決定できず保留になっているようです。

 仲が悪いことを例えて「犬猿の仲」といいますが、犬と猿が特別仲が悪いというわけではなく、性質の違う動物が突然出会えばお互いに警戒や威嚇をするのは当然のこと、犬や猿は元々集団で生活し、縄張り意識の強い動物です。普段人間のそばにいる犬と山の中で暮らす猿は縄張りが重なることは少ないのですが、人間が犬を連れて山へ狩りに出かけると猿の縄張りに入ることになり、肉食の強い犬と草食頭脳派の猿は激しく反発するという訳です。

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 本当は仲が悪いからケンカをするのではなく、知らない相手だからケンカをするのです。だから犬と猿、小さい頃から一緒に育てると特に警戒心を持たず、仲良く遊んでいることも見かけます。ちなみに英語では犬猿ではなく、「like cat and dog」、つまり「犬と猫」で表現するそうです。

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 人間の縄張り争いはもっと複雑な事情が絡み、解決は中々困難なものです。個人の土地の境界争いから、国家間の、尖閣諸島や北方領土問題のように、悪くいけば戦争の危険さへ孕むものまであります。北方領土問題で訪ソした前原外務大臣も、何も成果は得られず、返ってロシヤの意向を逆撫でしたような結果に終わったようですが、領土や境界で紛争が起きた場合、双方が満足のいく解決は絶対あり得ません。うまくいって五分々々の譲り合いしか平和的解決はないのです。終戦後半世紀以上にわたって再三取り上げられながら解決を見ずに来ている問題であり、今更焦らずあくまでも話し合いで平和的に解決して貰いたいです。

 顔を背けた握手
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コメント

顔背ける位なら握手しなければいいのにね。
不動産売買の境界確定で、80才くらいのおじいちゃん、おばあちゃんたちがとっくみあいの喧嘩を始めたときがあります。
1人は隠したテープレコーダに録音しておりました。
あまりの状態に呆然としました。。。
不仲の歴史がずっとあったようです。
それでも、何とか確定のプロの力で境界確定ができましたが・・・
向こう三件ご近所とは末代までも仲良く暮らしたいものです。

kazutyan、前の正義のところのコメント
私の名前入れてませんでした。
ごめんなさい。

いしころとまとさん、境界争いは近所との場合が多いですが、「遠くの親戚より近くの他人」と言います。特に田舎では近所の人にはどんなお世話になるかも知れないので、少しは譲っても仲良くしなければと思います。

こんばんは♪
誰でも自分の所有地はゼッタイ減らしたくないものでしょうか
日本の北方領土をロシアが我が物顔で占拠してるのは
ちょっと面白くない・・
そんな感じでしょうか

エフさん、世間の境界争いを見ていると、どうも厚かましい者勝の結果になることが多いようで、なかなか正当で平等な解決にはならないようです。

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