蜘蛛の巣
蜘蛛の巣の 網干す日和 雲高し
蜘蛛さんは夏の間の猟期も終わり秋空に網を干したまま紅葉狩りでも出かけたのか留守にしています。
毎日のウォーキングコース、朝一番早く歩くのは割合背の低いAさんですが、この方は木の枝を持って蜘蛛の巣を払いながら歩いてくれます。二番目に歩くのは背の高いBさんです、そして高いところに残っている分を取ってくれます。一番遅い中背の私はすっきり蜘蛛の巣のない道を歩けます。
たまにAさんやBさんが用があって歩いてない日、一番に歩けば蜘蛛の巣地獄にからめ捕られそうです。今年の夏は特に蜘蛛が多かったように思います。
コースの殆どは樹林の中ですが、両側の木の枝の間は3メートル近く開いているのに、その間に巣を張っています。
張り始めの一本はどうするのか?一方の木に端を固定したあとお尻から糸を出しながら木から下りて道を渡り反対側の木に登って引っ張るのかと思って、蜘蛛の設計士さんに聞いてみたら
蜘蛛さん 「そんなとろいことはしないよ、片方の木から長く糸を垂らしてのんびり待っておれば風が吹いて、反対側の木の枝に糸が絡まってくれればしめたもの、張った糸の綱渡りを数回繰り返せば基礎糸工事は瞬く間、あとは放射状に張った基礎糸の上をぐるぐる回っていけばいいんだよ」
ということらしいです。
蜘蛛さん 「でもこの道を毎朝通られるのは迷惑千万、巣つくりは簡単と云っても朝日が昇り獲物が飛び交い始めるまでに急いで毎日作り直さなければならないのだから、ちったあ心して通ってくれよ」
と言われました。
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