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2012年12月

2012年12月28日 (金)

庭の花

山も庭も裸木が目立ち色彩に乏しい季節となり年の瀬も押し迫り忙しさに取り紛れ庭を見る間もなく居たら、ふと香りを感じて見ると「人見るもよし見ざるもよし」と今が旬の花がありました。

蝋梅

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花の形は梅に似ていますが梅とは親戚でもないそうです。花弁は蝋細工のように艶があり、ふと足を止めさせる芳香もあり梅にも負けない気品を湛えた花です。そして名を借りた梅の咲く前には静かに身を引く謙虚な花です。

枇杷

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12月始めから咲き始めますが、花よりも実を期待されつつ地味に静かに3月ころまで咲き続けます。

山茶花
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椿と同族の花ですが早く年末から咲き始め3月頃まで咲き続けます。そしてその散り様が違います。椿の花は落ちるときに一つの花がボテッと花弁が全部一緒に落ちてしまいます。このことが斬首刑を連想するとか武士は椿の花を嫌ったそうですが、山茶花は花びらが一枚々々ばらばらに散ります。


 今年の最終回のアップになると思います。親しく頂いたコメント有難うございました。

皆様ご健勝でどうかよいお年をお迎えされるよう祈りつつ歳末のご挨拶とさせていただきます。








2012年12月20日 (木)

師走

「悪役に 徹する吉良に 師走来し」 と言う句を聞いたことがありますが、極月14日討ち入りの日も過ぎ、国民にとっては投票し甲斐のない総選挙も終わり、聞くだけで気忙しい師走も残すところ少なくなりました。
師走の語源には色々な説があって一定していないらしいです。その一つは「坊さんが走る」だそうで、元々は「師馳(は)せ月」(しはせづき)なのだそうです。
昔は正月も盆と同じように祖先の霊をともらう月だったそうで、その正月前にお経をあげるため、お坊さんがあちこちの家々を忙しく走りまわったのが語源だと言われています

普段は寝てばかりの猫も忙しそうに走っています。
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師走後半ともなれば今年は長持ちしたと言われる紅葉もすっかり落葉し裸木になりました。
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裸木の枝先に目を近づけて観れば迎える春への準備がすっかり整っています。
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未来の定まらない国が迎える新年に国民はどんな心準備をしてよいのやら・・・
木や花の迎える新春が羨ましいです。

 

 

 

 

2012年12月11日 (火)

衆議院選挙

16日の衆議院総選挙投票日はどんどん迫っているというのに、過去に棄権したことのない私ですが、今度の選挙はどうも投票所に向く足は重いです。投票したい候補者や政党が見えてこないのです。外国からは馬鹿にされ、不景気風は吹き止まず、原発問題、被災地復興と先の見えない難問を山積みで抱えた国の政治家や政党が只数合わせの選挙戦にうつつをぬかし、何をどうしてくれるのか全然見えてこないのです。こんな時減点投票出来るなら投票したい政党や候補者ばかりで、進んで行く気になるのですが・・・
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政権党になれることのない小政党は公約違反を問われることのないのをいいことに無責任な耳当たりのよい公約を並べ、政権を狙う政党は後で言い訳しやすそうな玉虫色の公約を並べている党ばかり、社会保障という衣にくるんで三党合意で無理やり通した「税と社会保障の一体改革」も、消費税増税だけが先走り国民が一番望んでいる社会保障については今度の公約では軽くいなして影が薄くなるばかりです。

三党合意
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この混沌とした日本の国を大阪から変えると威勢よく名乗りをあげて、唯一何かを起こしてくれそうに見えた橋下さん率いる「日本維新の会」もやはり数合わせに欲を出し石原さんと組んだため橋下色は急に褪せて党内でもちぐはぐが起き始め、ややもすると老獪な石原さんに危険な方向へ引っ張っていかれそうです。

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こうなれば出来ることなら今度の投票は
国民総棄権して誰も法定得票数に達しなくして落選させて、全候補者と政党に大反省期間をもたせて公約の誓約書に血判でも押させて立候補しなおしさせたいところです。

2012年12月 5日 (水)

猪害対策

今年は6月頃から家庭菜園の猪害に悩まされ続けた年でした。被害は先ず6月には新じゃがを20キロ近くやられ、とうもろこしは30本くらい、そして西瓜も22~3個、8月末に植えた秋じゃがの種芋30株、さつまいもは40株で20キロ以上、とろろ芋は6株で5キロくらい、作物だけでなくみみずを探すためとか、畠も畔もめちゃくちゃに掘り起こされ、傾斜のある畠なので大雨が降れば崩れるような状態です。これでは来年は菜園はやる気がしないと落ち込みました。

9月中旬頃からめっきり来なくなりました。どうやら柿が色づき始めて柿畠のある地域へ移動したらしいのと、町が猟友会に依頼して100頭以上も捕獲したそうです。でもまだ柿やみかんの害は続いているそうであり、まだ瓜坊も昼間でも時々目にかかり、瓜坊は可愛くて、一匹で餌をさがしているのを見ると、親を捕られた孤児かと憐れに思うのですが、来年夏ころには大人になってやって来ると思うと容赦は出来ません。

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一旦は落ち込んだものの健康のためにもあと何年かは食べれば新鮮で美味しく、あげれば喜んでもらえる野菜作りを続けたいと思い直し防猪害対策を調べて見ました。波型トタンで囲むとか、有刺鉄線や金網を張ったり色々方法はあるようですが、経費の割には一番効果的なのは電気柵らしいので、電気柵(ファームガード)に決めました。測量してみると周囲を囲むには200M2段張のセットで余裕がありそうなので楽天を通じて買いました。自分で工事すれば費用は波型トタンの半分以下で、出入口ゲートや支柱を追加しても3万9千円でした。そして町から3分の1の補助金も出るので申請しました。

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来春一番に被害を受けそうなじゃが芋を植えるまでにはまだ間があるのですが、暖かく暇なうちにと思い、2日かかって設置しました。

ファームガード本体からは1秒に一回9000ボルトのパルスが発生し、柵の電線に送っています。人が触れても冬の乾燥期に金属に触れたときの静電気くらいの感じです。明るさのセンサーを持っており、作動を夜、昼、連続の切り替えが出来ます。電源は単一乾電池8個で夜だけなら4ヶ月近くもつそうです。
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電気柵
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猪は何か変わった物を見ると先ず匂いを嗅ぐ本能があり、鼻を近づけた瞬間パチリッとくればびっくりし、暴れて柵を壊すこともあるそうですが、二度と近づかないそうです。瓜坊は小さいので電線の間を運よくショックを受けずに潜り抜けても、親が入らなければ直ぐ引き返すそうです。効果の確認は来春まで出来ませんが、これで野菜作りの意欲も立ち直りました。












2012年12月 1日 (土)

新道路

先日町内唯一の「友愛苑」と云う特別養護老人ホームで会議があり、出席のついでにウォーキングしたくて迎えの車を断り、自民党政権時代に着工したものの、部分開通のままで車もあまり通らない新道を一駅前から歩いて見ました。

道沿いには集落もなくこんな道路を造って誰が通るのかと思う道ですが、歩くには景観もよくて楽しい道です。

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この道は旧道から赤瀬橋という橋で玉川渓谷を渡ったところが始点です。

橋の下は玉川渓谷
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少し上った所で右側の道路擁壁に垂れ下がってこれぞ懸崖菊と云うように野菊が咲いていました。
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左崖下を見ると絶壁の下に竜王峡の一部が見えました。手前側は南海電鉄高野線が通っています。
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神秘的な池もあります。
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柿畑の中を通ります。収穫の終わった平核無柿の畠です。点々と残っている黒いものは固形炭酸ガスで樹上渋抜きに使われた袋です。遠くの山は金剛山です。
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今収穫最中の甘い富有柿の畠です。白い袋は収穫時期をずらせたり貯蔵用に良い柿を選択して被せているそうです。
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「ゆめさきトンネル」です。抜けると先に夢があるという意味の名だそうです。
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抜けて見るとそこには特別養護老人ホーム「友愛苑」、と言えば聞こえは良いが現代「楢山節考」の姥捨て山です。
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ここの入所者の人生の終わりのようにこの先の道は開通していません。この道の先も老人福祉も今度の衆議院選挙の結果にはトンネルの先に夢も希望も持てそうにありません。






















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